「色の白いは七難隠す」などと昔から言われてきたように、陶器のような白いお肌はみんなの憧れです。
一時期は小麦色の肌が良しとされた時代もありますが、今は世間の美意識が高まったおかげで、紫外線の脅威をみんな知っています。
日焼けは将来の肌にシワやシミを多く作り、一気に老け顔になるので美容上いいことは全くありません。
では、日頃から美しくあるため努力している女性はどのように美白に取り組んでいるのでしょう?
そのノウハウをまとめてみました。
ライター:オランジュ
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日頃から紫外線を浴びないことを徹底する
「今の時代、だれもが気を付けていることじゃない?」と思うかもしれませんが、プロだとその徹底ぶりはかなりのレベルになります。
あなたも普段のUVケアに穴が無いか確認してみましょう。
日焼け止めは最低3種類使い分ける
本当に肌の事を考えれば、日焼け止めはいつも超強力なものを付けるという行為はNG。
白いだけでなくうるおいがあって弾力があって健康な肌になりたければ、肌を保護しながらUVカットをしなくてはいけません。
①たとえばまず、とにかく外に出る時間が長い、日差しも強力な場所に行く、そのような場合はSPF50でPA++++のものを選びます。
②次に、通勤、買い物など数時間外に出る位の用事の場合はSPF30程度、PA++~+++くらいのものが最適です。
一番汎用性が高いので、保湿力も兼ね備えたもの、肌に負担の少ないもの、などこだわって選んでください。
③最後に、室内に居るだけの日、一瞬ベランダに出るだけの日などほぼ日光にさらされる危険の無い日に塗るものです。
SPF15~20程度、PA++くらいの軽いアイテムが便利です。
これをわざわざ持っている方は少ないのではないでしょうか?
実は室内でも、窓からさしこむ光だけで肌は焼けるのです。
知らないうちに、髪をひっつめて家事していたら首の後ろだけ黒くなっていた!なんて悲劇も。
この場合、顔には化粧水にUVカット機能がついている、カネボウのフレッシェルの化粧水やオールインワンジェルなどがおすすめ。
あとは、赤ちゃんなどにも使えるような石鹸で落とせる日焼け止めジェルもおすすめ。
ドラッグストアでベビー用品の棚に並んでいるのでチェックしましょう。
UVカットアイテムで見落としがちなもの
すでにUVカット手袋、UVカット帽子、長袖のUVカットカーディガンなど基本的なアイテムを持っており、顔や手など露出する所には日焼け止めを付けるなど基本的な対策が出来ている場合、さらにここを押さえたら完璧になりますので参考にしてください。
①UVストール
夏場は熱いので首元を出しがちですが、デコルテは日差しを受けやすいのでストールが必要です。顔を完璧に日焼け止めでガードしたあと、首やデコルテまで塗り広げていくと、日焼け止め消費も早くなりますし、塗る手間や時間も相当なものになってしまいます。
なので首元はUVカット効果があって見た目も涼しげな夏用ストールを使いましょう。
色が薄いものの方が見た目も圧迫感が無くて夏らしさを保てます。
②サングラス
最近ようやく知識が広まりつつありますが、紫外線は目からも入ってメラノサイトを刺激します。
目自体が充血して日焼けするだけでなく、そこから入り込んだ紫外線によって間接的に体全体も日焼けしますので、サングラスは必須です。
UVカット機能のあるものを用意してください。
最近ではダイソーなどでも伊達メガネ型のUVカットサングラスが売っていますので手軽に購入することができますよ。
サングラスに抵抗のある方でもメガネ型なら取り入れやすいですよね。
③足の甲に日焼け止め
素足にサンダル、もしくはフラットなバレエシューズなどを履くことが多い夏場。
外に出ている足の甲の部分と、隠れている足の指の部分で肌の色が全く違うなどの見た目になっていませんか?
浴びすぎると足の甲でもシミそばかすは出来ます。乾燥も進み、見た目がシワシワ、ガサガサになったりもしますので、夏場おすすめは白いスニーカー。
見た目もさわやかで足全体を守ってくれます。
どうしてもファッションのために露出したい場合は日焼け止めを忘れず塗りましょう。
④帽子かぶらない派は頭皮にも日焼け止め
最近は髪にも吹きかけられるスプレー式の日焼け止めがあります。
例えばコーセーから出ている
サンカット ウルトラUV プロテクトスプレー 50gなどです。
ファッションの都合で帽子をかぶりたくない日にはこのようなスプレーを活用します。
髪の分け目などは気づけば紫外線で真っ赤になったりもします。
将来の抜け毛、薄毛のきっかけにもなりかねませんので、頭も守りましょう。
⑤唇
意外と見落としがちな唇。
口紅をつけていてもその口紅にUVカット機能がついていない場合は紫外線の影響を受けてしまいます。
また、すっぴんで外にちょっと出る時に、顔全体には日焼け止めを塗ったけど唇だけ何もせずでてしまったりとケアを忘れてしまいがちです。
唇は日焼けすると外側の輪郭が茶色くなり、くすんできます。
淡い色の口紅をつけてもうまく発色しなくなってしまうので、普段からSPF表示のある口紅を選ぶか、UVカット機能のあるリップを塗ることを習慣づけるのがおすすめです。
ホワイトニングコスメを極めよう
美白に効く成分を押さえよう
ビタミンC誘導体
メラニン色素を還元して肌の外に追い出す効果が期待できます。
つまり出来てしまったシミを薄くするときに役にたちます。
ただ、皮脂のコントロール効果もあるので乾燥肌の人が使うと、よけいに乾燥してしまう時があります。
若い人や脂性肌の人に向いています。
また、刺激がやや強い成分でもあるので、敏感肌の人が使うとピリピリと感じてしまう時があるので、比較的肌の強い人向けの成分であるように思います。
プラセンタ
メラニン色素が産まれる時に必要な物資(チロシナーゼ)の働きを抑えて、シミが出来るのをあらかじめ予防するのに適しています。
また、新陳代謝も良くし、色素をできるだけ早く排出するという効果もあります。
また、保湿力にも定評のある成分なのでうるおいと美白どちらも両立したい方におすすめです。
アルブチン
美白効果に定評のあるハイドロキノンという成分+ブドウ糖を結合したもの。
結合させたおかげで、肌への刺激がハイドロキノン単体よりもマイルドです。
また、ハイドロキノンはメラニンを除去する働きを持っているので、すでにできているシミにも効果的です。
美容系の皮膚科でも処方されるパワフルな成分です。
このアルブチンは肌にはいった時一部分がこのハイドロキノンに変化するので、ハイドロキノンのいいところも持っています。
そしてアルブチンならではの効果として、メラニンの生成を抑えるという効果があるので、シミ予防効果もあります。
トラネキサム酸
肝斑の治療のためによく使われている成分で、最近は美白にも効くということで美白コスメに配合されるようになりました。
皮膚が紫外線に当たった時、プラスミンという成分が肌あれや炎症を起こすのですが、それを抑える効果があります。
なのでトラネキサム酸は、紫外線を浴びた時の炎症によってメラニンが過剰に作られてしまうのを抑えてくれる効果があります。
他の美白成分と相性がいいのも特徴で、複合的にシミに効くコスメを作る時に欠かせない成分です。
コウジ酸
麹を作る際に作られる成分で日本酒をつくる杜氏さんの手がきれいという事から美容成分として抽出され利用されるようになったものです。
メラニンの生成を抑制するので、シミのできにくい肌にする効果があります。
また、紫外線を浴びたことで発生するトラブルのうち、シミだけに効くのではなくその他のシワ、たるみに対しても働きかける成分なのでアンチエイジングが狙えます。
先ほど出てきたハイドロキノンが使えない、肌の弱い方に美容皮膚科が処方するのがコウジ酸になります。
ホワイトニング部門で人気の黄金コスメはコレ
資生堂 HAKU メラノフォーカスCR20(美白美容液)
資生堂 HAKU メラノフォーカス CR20 (美白美容液)
先ほど紹介したトラネキサム酸に加えて、資生堂が独自で研究している効果の高い美白成分4MSKほかを贅沢配合した、美白のスペシャリストです。
「美白といえばHAKU」「他のものと効果が全然違う」と、ファンが毎年購入していくような根強い人気があります。
SK-Ⅱ 「フェイシャルトリートメントエッセンス」(化粧水)
【国内正規品】 SK-IIフェイシャル トリートメント エッセンス 215ml
コウジ酸が配合された、日本が誇る高価格帯スキンケアラインの化粧水です。
海外でも評価が高く、日本旅行に来た際に少しでも安くと買いだめしていく外国人も多いとか。
アンチエイジング効果も高いため、ある程度年齢を重ねた層に対して特に人気です。
さらっとしたテクスチャーですが肌の芯からうるおいます。
もしできればフルラインで使う方が、美白効果もアンチエイジング効果も高いでしょう。
オバジHQ 「ブライトニングナイトセラム」(美白美容液)
オバジ HQ ブライトニングナイトセラム [美容液] 10g
高濃度のビタミンCを配合した贅沢な美容液として有名なドクターオバジシリーズ。
美白を目指す人たちだけでなく、ニキビ肌に悩む人たちの救世主でもあります。
なので、ニキビとシミ、同時に悩んでいる人ならばこの商品がおススメです。
ハイドロキノンも同時に配合されているので刺激は強め。
刺激は強いですが、強力な成分で結果の見えやすい美容液です。
乾燥性敏感肌の方は使う前にテスターでトラブルが無いかチェックしましょう。
メラニン排出のためのスペシャルケアを知ろう
月イチのパックは欠かせない
肌表面の古い角質を取り去ることが、メラニンを排出するのに大事なことです。
角質を無理なくはがすのに向いているのはピーリングです。
洗顔後の顔に塗って、乾いた後に一気にはがすタイプのパックがおススメ。
やさしくマッサージして血行を促進
血行が良くなると、次に生まれてくる肌細胞も元気で健康な状態になります。
定期的なマッサージで肌を自ら育成し、代謝のサイクルを正常にすれば、メラニンもおのずと排出されていきます。
マッサージは指の先でグイグイ引っ張らず手の平でなでるようにおこないましょう。
たるみ対策に、できるだけ内側→外側、下側→上側の方向に動かして。
手のすべりが良くなるようなクリームでチャレンジして下さい。
おろそかになりがちな保湿はこうやってクリアせよ
美白ラインの化粧品はどうしても保湿ラインのものよりさっぱりしがちです。
乾燥肌の人には、美白ラインだけでお手入れを終わらせるのは心もとなかったりするでしょう。
この場合は、最後の仕上げにワセリンか馬油でフタをするのがおススメです。
両手であっためながら肌になじませます。
このひと手間でずいぶん乾燥に強くなりますよ。
おわりに
いかがでしたでしょうか?まだあなたの知らない美白に対しての認識があれば、ぜひこの機会に取り入れてみて下さいね。
徹底的な紫外線対策は、いつまでも若々しい、美魔女になるために必要不可欠です。
知識として色々知っているだけでも後々役立ちますので、参考になさってくれると嬉しいです。