立雲峡で雲海に浮かぶ竹田城跡を堪能したので、今度は竹田城跡へ向かいます。
立雲峡の登り降りで、かれこれ3時間は歩いてます。
けっこうキツいですが、竹田城跡の内部を見ずして家には帰れません!
竹田城跡が一望できる立雲峡の体験談はこちら⇒雲海に浮かぶ天空の城・竹田城跡を眺める絶景スポットは?
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竹田城跡へ行くには
竹田城跡は標高353.7mの古城山の山頂に築かれた山城です。
かなり高い位置にあるお城なのですが、現地まで車でいくことはできません。
「中腹バス停」までバスで行き、そこから徒歩で約20分歩くと竹田城跡に到着します。
シャトルバスを利用しよう
まず、バスか車で「山城の郷」まで行きましょう。
山城の郷は道の駅のように食事や買い物ができるところです。
山城の郷からは「天空バス」で中腹バス亭までいきます(約10分・天空のバスは有料)。
中腹バス亭に着いたら、そこから徒歩約20分で竹田城跡に到着です。
食事やお土産は「山城の郷」で
竹田城跡は遺跡です。
400年以上前に建てられた石垣が現存しており、なるべく人の手が入らないように管理されています。
そのため、食事や買い物ができる場所はありません。遺跡を見学後、「山城の郷」で済ませましょう。
竹田城跡の構造
竹田城跡の歴史より
竹田城跡を上空から見ると、本丸がある中心から三方向に伸びており、先端には「花屋敷」「北千畳」「南千畳」があります。
その規模は南北400m、東西100mに及び、完存する石垣遺構としては全国屈指のものです。
竹田城は口碑によると1431年に山名持豊によって構築が始められたといわれています。
しかし、現在私達が見ることのできる遺構は、豊臣秀吉が丹馬攻めの後、構築するよう命じて作られたものとみられています。
当時の技術の結晶によって作られた石垣
竹田城跡を歩いてみると、400年以上前に建設された石垣を見ることができます。
これだけの大規模な石垣が、人力のみで作られたとは驚きですね。
これらの石垣は、「穴太積み」「算木積み」といった当時の最先端の技術が用いられているんです。
「穴太(あのう)積み」
大津市坂本町穴太に住む「穴太衆」という人々が持つ石積み技法。
安土城や姫路城にも穴太積みが用いられている。「算木積み」
石垣の出角部分において、長方体の石の長辺と短辺を交互に重ねて積んでいく技法。これにより、石垣の強度が増し、崩れにくくなる。
国史跡 竹田城跡 パンフレットより
400年以上前に建設され、幾度の戦が繰り広げられた城は、今や原型をわずかに残すだけです。無常を感じますね。
春には上品な桜、冬には幻想的な雪景色と、竹田城跡は季節ごとに違った風景をみせます。
また、平成24年には「恋人の聖地」として認定を受けました。たくさんのカップルが訪れているようです。
家族でも恋人同士でも楽しめる場所みたいですね。